人気漫画「なるたる」のグロいシーンを紹介します!
鬼頭莫宏の作品「なるたる」は、1998年に発売されてから今なお人気を誇るSF漫画。
ポップで可愛らしい表紙とは裏腹に、読者からは「グロい」「トラウマになる」と言われることも多い作品です。
何も知らず読んだ方の中には、あまりにも残酷なグロいシーンに、なるたるがトラウマになった方も少なくないはず。
特に「ミミズジュース・試験管・豚食い・のり夫」というワードは、なるたるファンなら誰もが思い出せるほどのトラウマシーンです!
今回は、そのグロくてトラウマになるという声が多かった漫画「なるたる」の問題シーンを紹介。
本当に衝撃を受けるシーンなので、グロい漫画が好きな方はぜひ1度ご覧ください。
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なるたるのあらすじ
なるたるは、「シイナ」という少女と「ホシ丸」という不思議な生物の物語。
小学生最後の夏休み、祖父母が暮らす小さな島へ遊びに来たシイナ。
同年代の子供たちと海へ遊びに来たシイナは、そこで星型の奇妙な生物に出会う。
突然現れた未確認生物に驚いたシイナは、海水を飲んで意識を失ってしまった。
その夜、改めて海に訪れたシイナは、昼間に見つけた星型生物と再会する。
何も話さない星型の生物に「ホシ丸」と名付けたシイナは、夏休みの残りをホシ丸と過ごすことに決めた…。
なるたるの物語はここから始まります!
ホシ丸は、少年や少女の意識とリンクすることで、自身の身体を自由自在に変えられる能力を持つ「竜の子」という存在。
このホシ丸と出会ったことで、シイナは竜の子同士が繰り広げる残酷な争いに巻き込まれていきます。
問題のトラウマシーンとは?
なるたるは、1998年に第1巻が発売されます。
それから20年以上も経つ今、なるたるが漫画好きの間で今なお騒がれているのはなぜなのでしょうか?
それは、読んだことを後悔するほどトラウマになる残酷なグロ描写がある漫画だからです。
あまりにも残忍で酷い描写に「グロ漫画やトラウマ漫画といえばなるたる」と挙げる方も少なくありません。
そんななるたるのグロ描写において、最も有名なシーンは以下の3つになります。
- ミミズジュース
- 試験管
- 豚食いによるノリ夫の死
これがどんなグロシーンなのか…。
読者にトラウマを植え付けた、これらの衝撃シーンの紹介をします。
なるたるトラウマシーン①:「ミミズジュース」
被害者の心情描写がリアルすぎるあまり、トラウマとなったグロシーン。
シイナが在籍する小学校には「ひろちゃん」と呼ばれる女生徒が居ます。
ひろちゃんは成績が良いことから、同級生の女子グループからいじめの標的にされていました。
ある日、ひろちゃんは「テストで100点を取るな」という命令を受けます。
それで97点を取るのですが、成績が良いことに変わりはないということでいじめを受けます。
その内容というのが、トラウマシーンである「ミミズジュース」です。
このいじめは、水の入ったビーカーにミミズを入れ、それを飲めと強要するもの。
飲まないとミミズは追加されていき、どんどん増えていくことになります。
結局、ひろちゃんはミミズが3匹入った水を飲まされます。
いじめグループが去った後、泣きながらミミズを吐き出すひろちゃんに、心が痛くなるトラウマシーンでした。
なるたるトラウマシーン②:「試験管」
小学生とは思えない残虐なイジメシーンに、多くの読者が震えました…。
ミミズジュース以降も、女子グループからいじめを受けていたひろちゃん。
ある日、シイナの家から帰宅途中のひろちゃんは、いじめグループに拉致れます。
夜の学校まで連れてこられ、そのまま羽交い締めにされてしまいました。
ふと前を見上げると、試験管を持ちたたずむリーダーがそこにはいました。
そしてリーダーは「初めてだよね」の一言とともに、持っていた試験管をひろちゃんの女性器へと挿入するのです。
このいじめは、他人に見つかることですぐ終わります。
ただ、後にリーダーが兄に「試験管を中に入れてお腹を蹴る振りをしたらビビってた」というシーンがあり、そのあまりの残忍性に多くの方が引いたとことでしょう。
フィクションとはいえ「これが小学生が考えたいじめか…」と考えると、なかなかの衝撃を受けます。
あまりにも悲痛な叫びに目をそむけたくなる…、そんなトラウマシーンです。
リーダーへの復讐シーンは特にグロいので、トラウマにならないようご注意ください。
なるたるトラウマシーン③:「豚食い・ノリ夫」
これは、なるたるの登場キャラクター「ノリ夫」という少年の最期を描いたトラウマシーン。
ノリ夫とは、物語が進む中でシイナが出会う中学二年生の男の子。
鶴丸という男の子と一緒に住んでおり、そこで人形造形をするのが趣味でした。
ある日、外出するシイナと鶴丸を見送り、一人留守番をしていたノリ夫。
そこへ「鶴丸を探している」というヤクザ達が突然家に押し入ってきます。
ノリ夫の腹を蹴り、刀で左耳を斬り落とすヤクザたち。
ヤクザたちから一瞬の隙をついて逃げようとするノリ夫でしたが、今度は右足を切られ捕まります。
そんなヤクザたちは、見た目は女性のノリ夫が男性だと分かると、「豚食い」と呼ばれる男にノリ夫を自由にしていいと話しました。
すると豚食いは、無抵抗のノリ夫に凌辱を開始。
犯しているにも関わらず、悲痛の叫びひとつあげないノリ夫に苛立つ豚食いは、持っていたナイフで何度もノリ夫を刺します。
ショックで意識が遠のくも、豚食いに注入された薬で無理やりにでも延命させられるノリ夫。
これをノリ夫は息を引き取る最期まで延々と繰り返され、「言えなかったなぁ」という言葉を残し亡くなりました。
本来、ノリ夫は自分の竜の子を頼れば、ヤクザから傷1つ付けられることはありません。
しかし、このときノリ夫の竜の子は鶴丸に付いていたため、それができませんでした。
「ノリ夫が竜の子を呼び戻せば、自分は助かるが鶴丸は死んでしまう。」
鶴丸に特別な思いを抱いていたノリ夫だからこそ、鶴丸が危険にあうのは耐えらなかったのでしょう。
最後の「言えなかったなぁ」という言葉は、きっとそういうことだったのだと思います。
結局、鶴丸がノリ夫を助けに来たのは、豚食いに凌辱の限りを尽くされた後。
帰宅した鶴丸が見たのは、ノリ夫が趣味で作る人形の躰に生首となって飾られているノリ夫の姿でした。
変わり果てたノリ夫と、助けられなった自分を呵責する鶴丸。
この何とも言えない悲痛なグロいシーンに、読者は強烈なインパクトを受けたことでしょう。
グロいのが怖いけど読んでも大丈夫?
「なるたるを読んでみたいけど、グロいシーンが怖くて読めない」という方も居ることでしょう。
確かになるたるはグロい要素がありますが、その描写自体は細部まで描かれていません!
該当のシーンは「こんなことが繰り広げられている」と読者の想像を頼りにした表現で描かれているので、グロいシーンが苦手な方でも読めるかと思います。
ノリ夫の最期もこのような表現方法で描かれており、そしてノリ夫の最期こそなるたる最大のグロいシーン。
どちらかというと、精神的に来るものはあっても、視覚情報でグロいと思うシーンは少ないので、事前に知っていれば怖いという方でも読めることでしょう。
こうした衝撃的なグロシーンばかりフィーチャーされますが、なるたるはSF漫画としても面白くて楽しめる作品なので、ぜひ読んでみてください!
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