今回紹介するマンガは河本ほむら先生による『賭ケグルイ』というマンガ。
カイジが映画化してから「賭け」をテーマにしたマンガが増えたが、この『賭ケグルイ』もタイトル通り大金を賭けあいがテーマの漫画だ。
財政界の有力者の子女らが通う名門校・百花王学園に通う生徒達は、学園内にある階級制度に脅えてる。
この階級は生徒会への上納金額により決められ、下位100位以内の生徒には家畜同然の扱いが待っている。
そんな己の地位や金を守るため賭けに励む彼らのもとに、突如転入してきた蛇喰夢子。
一体彼女はなぜ転入してきたのか…!!?
そんな謎と狂ったキャラクター達が面白い「賭ケグルイ」について紹介していく。
『賭ケグルイ』あらすじ
名門・私立百花王学園。この学園には階級制度が存在する。
生徒会を頂点とするこの学校は「ギャンブル」に支配されている。
勝てば天国。負ければ地獄。ギャンブル強者は羨望、弱者は被虐のクルった学園。
そんな学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名前は蛇喰夢子……。
政財界の有力者らの子女が多数在籍する、金持ちが集まる学校・百花王学園。
百花王学園に通う生徒の評価は、勉強でもスポーツでもない、別の事で評価をされている。
駆け引きや読唇術、いざという時の勝負強さ、そういった「人を使う」立場でこそはっきされる能力、つまり「ギャンブル」の強さが全てだった。
百花王学園に通う生徒は、生徒会に上納金を払う事になっている。
この上納金の額が全校生徒の中で下位100以内になってしまうと「非協力傾向生徒」として家畜同然の扱いを受けることになる。
そうはなりたくない生徒らは、今日も大金を賭け、ギャンブルに勤しんでいた。
『賭ケグルイ』の面白ポイント!
賭けに快楽を感じる狂った女・蛇喰夢子
突如、百花王学園に転校してきた蛇喰夢子。
転校初日から、賭けに疎いカモだと思われさっそく勝負を挑まれる夢子だったが、仕掛けられたイカサマを無事に回避し見事1000万円の勝利を収める。
そんな夢子のゲーム中の言動や行動に、不信感を抱く男子生徒がいた。
彼は夢子に「どうやって勝ったのか」を問うと、夢子は「偶然です、ラッキーでしたねっ♡」と答える。
偶然なんかに1000万円を賭け、剰え「リスクを負うのが楽しいから」と答える夢子のまともじゃない神経に男子生徒は気味の悪さを覚え、ギャンブル狂「賭けぐるい」としての夢子を恐れた。
夢子は何故この学園に転校してきたのか。
その目的は一体何なのか…
倒すべきは百花王学園生徒会
転校初日から1000万円もの賭けに勝利した夢子は、一躍校内での噂も広まった。
名だたる生徒から勝負を挑まれるようになった夢子だが、ここで生徒会の一人・西洞院との勝負することになる。
西洞院は自身の誘うゲームで夢子に勝負を挑むもそのゲームはイカサマ。
それに気づいた夢子はイカサマを暴き勝利を確信するものの、突如現れた生徒会長・桃喰綺羅莉の行動により成績はひっくり返ってしまった。
綺羅莉の「狂っている」行動に称賛と感動を覚えた夢子は、綺羅莉にギャンブル勝負を挑むことを所望する。
「恐怖感」は足りない…?
「賭け」がテーマの作品なので「負けた時の代償は?」と想像する方も多いと思う。
表紙の雰囲気からもグロい雰囲気を楽しめると期待して読んだのだが、それがほとんどなかった。
「賭け」をテーマにしたマンガは、負けた時の代償のグロさや恐怖さを感じることが醍醐味だと思っている。
それがゲームの緊張感を高めることに繋がり、我々読者も読んでて手に汗握る展開になる。
好きな登場キャラクターが死んでしまうシーンがあるとその感情も高まるってもんだ。
なのに恐怖感が欠けているのでサラーッと読めてしまう。
画力でいえば、グロ場面を書いたらとても映える絵だと思います。
しかし現状はカイジやトモダチゲームにさえ「恐怖感」は負けていると感じる。
これがもっとゾクゾクくるような恐怖感を演出のできる作品になれば、めちゃくちゃ化ける作品になると思った。
最後に:アニメ化が決定!
以上が『賭ケグルイ』の感想です。
2017年の夏アニメ枠で放送するみたいだね!
声が付く事でより狂った夢子の姿が見られると思うと楽しみでしょうがない。
また、スピンオフ作品もすでに存在するこの作品。
転校初日に夢子に勝負を挑んで負けた女生徒がメインのこちらの話も面白いです。
というか正直こっちの方が好き笑
「狂」という単語を使っているだけあって、ギャンブルの内容は結構楽しめます!
今後どんな狂った姿を見られるのか、夢子が百花王学園に来た理由とは、そして生徒会長とは何なのか。
ギャンブル以外にも謎が多い『賭ケグルイ』に今後も目が離せない!