圧倒的な画力で描かれている、表現力が芸術の域を超えた『絵が上手い漫画家』を紹介します!
漫画を見ていると「画力が高すぎる!」と思うことがありますよね。
内容関係なく表紙に一目惚れして購入する「表紙買い」という言葉もあるほど、漫画にとって絵は大切。
漫画家さんによっては、自分らしさが最も如実に出るのが「絵・画力」という方も居るでしょうから、「絵が気に入って購入」といった表紙買いをするのも珍しくありません!
そんな画力が高い天才漫画家を今回は紹介します。
もはや漫画の枠では収められない芸術の域に達した画力の漫画家さんと、その漫画家さんが描くおすすめ漫画をご覧ください!
絵が上手い漫画家さんたちを紹介!
博
女の子を描かせたらNo.1だと思われる漫画家さん。
感受性豊かな表情が可愛らしく、漫画のキャラクターを本気で好きになりそうなこともチラホラあるほど!
博先生は、人間の「動作」における画力が他の漫画家さんと比べ圧倒的。
作者個人のフェティシズムを感じる動作への意気込みは、限られたページ数のうち大半を使うほどのこだわりよう。
漫画におけるモノクロの使い分けがうまく、特に「黒」を使った表現はとてもキレイで、黒色の髪・黒色の制服を着た女生徒がとても映えます!
黒いセーラー服を着た女生徒たちが可愛らしく描かれた「明日ちゃんセーラー服」、おすすめなのでぜひご覧ください。
白浜鴎
アメリカンコミックスのような精緻な線と、日本の漫画文化を上手く組み合わせた絵柄の漫画家さん。
それだけでなく、カラーの絵は色使いが鮮やかで、1ページ毎のデザイン性がとても高くて魅力的です!
白浜鴎先生の絵はファンタジー作品との相性が良く、「とんがり帽子のアトリエ」という作品は他の漫画家の画力だと楽しめない作品となっていたことでしょう。
それほど白浜鴎先生が描くファンタジーの雰囲気はズバ抜けているので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
石田スイ
「死」が題材の1つだろうこの漫画では、「死」さえも美しく思えてしまうほど画力に魅了されます。
綺麗ですね。
1つ1つの線が「生死」を表現しているかの如く繊細で、見る者を魅了している気がしました。
特に、金木君が尋問によって白髪に変わる辺りは、漫画家の石田スイ先生の画力とマッチしすぎて目が離せません!
ただ、戦闘シーンにおいてはどういったことが繰り広げられているのか分かりにくいところがあります。
キャラクターだったり世界観だったり、戦闘シーン以外の画力は魅力ある漫画となっているのでおすすめです!
浅野いにお
シリアスな雰囲気を作り出す画力に長けている漫画家さん。
特にそのようなシーンでなくても、世界観の作り込みが凄いため、柔らかい絵の中にもハラハラとする感情が溢れ出てきます。
背景の描かれ方が特に魅力的で、電柱や電線といった細かいところまで日本の街並みをここまで表現できる画力を持った漫画家さんがいるなんて驚きました!
芸がとても細かいだけでなく、漫画自体のストーリーにおける着眼点も変わっていて面白い作品となっているのでおすすめです!
笠井スイ
日本の漫画とは少し離れた印象のある絵柄を描く漫画家さん。
キャラクターが着用する洋服の描かれ方がとても丁寧で凝っています。
シルエットだけでなく、しわやアイテムにもこだわりがあり、1ページ単位で画力の高さを画力の高さを感じられる漫画です!
あずまきよひこ
「画力=膨大で細かい描き込み量」という考えの方も多いと思いますが、あずまきよひこ先生の場合、描き足すだけでなく引き算ができている画力に魅力を感じます。
他作品と比較すると決して絵が上手い訳ではありませんが、コマに無駄がなく、1コマ毎が完成された漫画という印象を受けます!
「”よつばと!”は子供が読んでも楽しめる漫画」と思えるのは、引き算されたコマに誰が見ても読みやすいという印章を受けるからなのでしょう。
漫画家『あずまきよひこ』の作品を読んでみる! | |
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東山翔
漫画家「東山翔」先生の作品も、あずまきよひこ先生と同じく圧倒的画力がある訳ではないと思います。
しかし、東山翔先生の画力は「一枚絵」のときに魅力を最大限に感じられます。
言葉では上手く説明できませんが何か惹かれるものがあり、いつの間にか注目してしまう…。
「このシーンを表すにはこれしかない!」という一枚絵が描かれており、見入ってしまう画力を体験してみてください!
漫画家『東山翔』の作品を読んでみる! | |
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村田雄介
中学生の時点でロックマンのキャラ募集に応募し、そして採用されたことがある漫画家さん。
キャラデザだけでなく、背景の構図の取り方に迫力があるのも村田雄介の画力の魅力です。
代表作「アイシールド21」では、アメフトという動きが複雑なスポーツ漫画においても描写がとても分かりやすい!
「神龍寺ナーガ戦」で見せたモン太の一発目のキャッチ、あのアングルは村田先生でなければ描けない絵です。
臨場感ある絵からボケた絵まで幅広く応用が利く漫画家さんで、どのコマにおいても適切な絵が描かれています。
読みやすくて面白い、シンプルだけど難しい様を見事に表現している村田雄介先生の作品をぜひ見てみてください!
大友克洋
「漫画は、大友以前と以後に分けられる」という表現が生まれるほど、漫画界に革命をもたらした存在。
「AKIRA」では、アジアの下町とSFをミックスさせたようなその世界観を、想像だけで描き切った画力と創造力には脱帽します。
特に、街を俯瞰するシーンでの細部へのこだわり、ビル1つ1つが狂気の域と思うほどの描き込み具合は本当に凄いです!
各シーンの描写が細かいだけでなく、面白く分かりやすい描き方が取られているので、ストレスなく読めるというのも大友克洋先生の作品の魅力です。
漫画家『大友克洋』の作品を読んでみる! | |
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鳥山明
漫画家「鳥山明」が描くロボや乗り物は、とにかく魅力的です。
近未来の中にレトロ要素も積み込み、どこか淡い懐かしさや質感を感じるロボや乗り物は、鳥山明先生の画力あっての絵だと言えます。
戦闘シーンが多いドラゴンボールですが、その描写において描かれる漫画は数あれど、鳥山明先生を超える漫画家さんは数少ないと思います。
初期動作・予備動作・次動作などの人間の動きとなる軸がしっかり描かれているので、超絶早い戦闘描写が描かれていてもキャラクター達が何を行っているのか分かるのが凄い!
あまりにも上手い戦闘描写は鮮明に記憶できるほど。
その凄まじい攻防が鳥山先生の画力によって描かれているドラゴンボール、おすすめなのでぜひご覧ください!
天野こずえ
画力から「癒し」を感じる漫画に出合ったのはこの作品が初めて。
絵を見ただけで癒されるなんて、天野こずえさんに出合わなければ感じることはなかったかも知れません。
時間・空気・匂いまでもが伝わるその世界観は、読めば狂おしいほど好きになること間違いありません。
この3つが最も感じられる「第46話 誕生日」という回での「晃がアリシアにプレゼントを渡す場面」は光の演出も含め完璧と思えるワンシーンなので、ぜひその目で確かめてみてください!
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井上雄彦
シーンの一瞬をコマにして表現するのが漫画ですが、井上雄彦先生の作品を読むと、脳内で動画として補完できるほど画力が人並み外れています。
「スラムダンク」の最終巻では、山王戦残り12秒からのシーンにセリフは使わず、画力のみで全てを表現し締めくくりました。
そのシーンはとにかく圧巻で、緊張・冷静・執念・怯み・確信・驚き・余裕・怠惰…など様々な感情が集約されている最高のシーンと言えます!
漫画家界のトップクラスに君臨する井上雄彦先生の作品、まだ読んだことがないという方は、これを機会にぜひご覧ください。
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大暮維人
「これは…漫画なのか…!?」と疑いたくなるほど鮮麗された絵柄は、美しいなんて言葉では表現できないほど圧倒されます。
絵柄だけでなく「トリッキーなコマの使い方」「新たな構図の導入」といった他の作品にはない魅力も、大暮維人の画力あってこそ楽しめるものがあります!
なかでも、登場キャラクターの服装にこだわりがあるのが大暮維人作品。
先進的すぎるもの違和感がなく、むしろ「どうすればこの発想に落ち着くのか…」と考えたくなるほどおしゃれな服装となっています。
ギャグセンスも他の漫画家と比べてズバ抜けて面白い大暮維人。
見どころ満載でとてもおすすめの漫画なので、ぜひ1度ご覧ください!
漫画を読んでみよう!
画力の高い天才漫画家さんたちの紹介は以上です。
紹介できなかった漫画さんもまだまだ居るので、今後もどんどん更新していきたいと思います!
また、「この漫画家さんの画力も高いよ!」という方をしっていたら、教えてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします!
当サイトでは、面白い漫画を他にもたくさん紹介しています。
それらはこちらで見ることができるので、ぜひご覧ください!
いいレビューっすね
そのような嬉しいコメントをいただけたのは初めてです、励みになります!
わざわざコメントしていただき、本当にありがとうございます。